2023/07/12(水)

事例

したいことはなんでもできる!
~iPadが広げる学びの可能性~

GIGAスクール構想を通じて京都府舞鶴市の学校に1人1台のiPadがやって来て2年が経ちました。
現在学校では、子どもたちや先生にどのような変化がおこっているのか?
舞鶴市立中筋小学校の先生や子どもたちの声を紹介します。

取材日:2023年3月1日
※動画と記事内の学年表記は取材当時のものです。

ここに注目!

用途に合わせて子どもたちが
いろいろなアプリを使い分けている

米澤先生(5年4組 担任)

米澤先生(5年4組 担任)

例えば国語で「おすすめする本」というものがあり、私が「1年生に紹介するためにPagesを使おう」とか「keynoteでやろう」とか提案しなくても、子どもたちが「Pagesでやりたい」という風に(自主的に)言ってくるので---中略---子どもたちが(アプリを)選択できるようにしています。

亀井校長(学校長)

亀井校長(学校長)

(iPadが導入されてから)1年を通して、ワクワクするということをキーワードにしながら授業づくりを行ってきたことで(先生方の)考え方に確実に変化が出てきた。---中略---もっと子どもたちに任せてみて、したいことをやらせてみようというチャレンジ的な部分が出てきました。

ポイント

iPadにはさまざまなアプリがあり、それぞれのクオリティは非常に高いものとなります。
子どもたちが用途ごとにアプリを自由に選択することによって子どもたちの工夫幅が広がり、いきいきとした活動につながっているように見受けられます。

用途に合わせて子どもたちがいろいろなアプリを使い分けている

ここに注目!

学んだことを子どもたちで共有

米澤先生(5年4組 担任)

米澤先生(5年4組 担任)

「インプット(学んだこと)を共有する」ということが、例えば、iPadで調べてその結果を共有できるような(WEB上の)ノートにあげて(他の子どもたちにも)見せるとか、調べた画面を(iPadを持って)ただ見せるなどの方法で、今は簡単になった。---中略---また共有することで「自分がインプットしたこと(学んだこと)をもっとブラッシュアップさせる」ということもすごく簡単になったし、昔はここまでできてなかっただろうなと思うので、そこはすごくiPadの利点だなと思います。

5年4組の子どもたち

5年4組の子どもたち

(これまでは)自分の考えをノートに書くときは説明がちょっと難しかったけど、今は写真や表で簡単に説明できるようになったのでとても使いやすくなりました。

ポイント

昔はノートを見せ合うというかたちで学んだことを共有したりしましたが、今は自分が学んだことをiPad上にデジタルでまとめることにより、より分かりやすく、より簡単に共有ができるようになりました。また共有することで学んだことがブラッシュアップされ、より深い学びを得ることができます。

学んだことを子どもたちで共有

ここに注目!

とにかく使ってみることが大事

米澤先生(5年4組 担任)

米澤先生(5年4組 担任)

子どもたちによく言うのは「自分がやりたいと思ったことは基本的にタブレットで全部できるよ」と言うことで、「先生わからないんですけど」となった時は「それをSafariに聞いてみなさい」と伝えています。---中略---自分が表現したいとか叶えたいことを実現する機能は基本的に(iPadの)どこかにあり、それが実現できることがすごくいいなと思っています。

ポイント

先生方からiPadを使い始めるときの不安として「子どもたちに使い方を聞かれたときに自分も分からないから困る」という声を聞きます。また、iPadの機能は常にアップデートされていて、すべてを覚えきることはなかなか難しいものがあります。
先生が覚えたiPadの使い方と合わせて、不足する部分は子どもたちが自らインターネットに聞いてみるというやり方は非常に有効であると考えます。

とにかく使ってみることが大事

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