2024/9/12(木)
事例
iPadを使った共同編集を積極的に取り入れることで
協働的な学びや主体的な学びを促進させる深谷市さまの取り組みを紹介します。
取材日:2024年5月30日
※動画と記事内の学年表記などは取材当時のものです。
取り組みの概要
深谷市さまでは2020年のGIGAスクール構想でiPadを市内の小中学校29校に整備された後、
協働的な学びや主体的な学びを促進させる一つの手法として授業の中に共同編集を取り入れる活動を実施されています。
共同編集が実施できる環境を整備された教育委員会の担当者と実際に授業に共同編集を用いた先生に
お話を伺いましたので紹介します。
教育委員会の担当者に伺いました
深谷市では小中合わせて29校の生徒たちに一人一台のiPadを配布しています。先生方も当初は授業担当の先生のみの配布でしたが、現在は授業の支援をする先生やICT支援員、図書の先生にも一台ずつiPadを配布しています。
深谷市全体の取り組みとしては「立志と忠恕の深谷教育」を掲げ、それぞれの言葉の意味をもって子どもたちに身につけさせたい力を定義しながら教育活動を進めています。
最近は「主体的・対話的で深い学び」の観点から学校の内外を問わず様々な人達と会話を深めながら問題解決できる人の育成を目指しています。
iPadが教具から文具へ、日常的に使えるツールとして浸透したことで、協働的な学びや主体的な学びが大きく広がってきたと感じます。
以前は先生がやりたい授業があっても準備に時間がかかったり、授業がうるさくなってしまう等の理由で躊躇していた部分がありましたが、iPadを活用することで手軽に挑戦できる環境になりました。
その結果、先生にとっても子どもにとっても良い変化が生まれ、理解を深める力が高まってきていると感じます。
特にイノベーター教員の取り組みの中で共同編集を活用した実践事例が多くあり、先生が子どもたちの思考をより良い形でつなぐ授業が多くみられるようになっています。
主にKeynoteやNumbersを使用しています。
以前はAirDropを使用し画像を共有する程度で、子どもたち同士が出歩いて画面をのぞき込むことが多い状況でした。
また、iPadの活用例も紙の代替のイメージが強い例が多くありました。
ここ1、2年でアプリを用いた共同編集が進み、現在では子どもたちは座りながら離れた場所にいる友達の意見も確認することができるので、教室の端から端まで空間を飛び越えて子どもたちの思考がつながる様子が見られています。
共同編集を実施した先生に伺いました
iPadが整備された後、先進的な取り組みに挑戦するイノベーター教員や汎用的な活用を検討する組織が発足され、それぞれ共同編集を取り入れた授業が実施されました。
実際に授業の中に共同編集を取り入れた先生はどのように感じたのでしょうか。
共同編集を用いた授業を実施した先生にお話を伺いました。
教育委員会の担当者に伺いました
iPadの運用管理から研修講師まで幅広くサポートいただいております。
現場の先生もTeamsを通じてSB C&Sに直接問い合わせができる環境が整っており、教育委員会だけでなく現場の先生にとっても困ったときに相談できる存在です。
研修講師としても、先生の習熟度によって研修の内容を調整いただき、子どもたちのために一緒に考えてくれる仲間として認識しています。
これからもよろしくお願いします。